ART WORKS
Picnic in your garden
ケーキを入れてピクニックをしているという場面で
着ているドレス。
The dress I wear for a picnic in a garden of someone I adore,
with a basket full of colorful fruits,
cakes and a bottle of champaghe.
/ 2007年
柄をどう表すか、また胸の部分の立体的な編み方を
研究するため、アクリルビーズでサンプルを作り、
それを紙におこし設計図のようなものを作ってから
クリスタルガラスで実際に編みました。
Honey ambassador
このドレスを着て世界中にはちみつをアピールしに行きます。
Honey ambassador’s dress for an official visit.
She wears this dress to spread honey all over the world.
ジュエリーの素材をつなげてテキスタイル状にし、
ボディーにそって立体的に構成しています。
After a big party
invited as a guest of the big party to be held in the
amusement park on an island near Turkey.
その島の、トルコ近くの海のそばに使われていない遊園地があって、その一帯は夏になるとイビサみたいなクラブの街になるらしいんだけど、私が行った時は遅い秋だったから、クラブのエントランスや、看板や、
街全体の雰囲気がほんとうに、宴と混乱のあと、っていう感じ。
色が少しだけあせて、グレーの紗がかかったようなひどく子供っぽい落書きのような絵、エントランスに無造作に打ち付けられた板。
空も地中海独特の白っぽさをもっともっと白くしたような、完全な快晴なのに全体を漂白したような白さ。
誰もいなくて、水道の蛇口につながれたままのまっ黄色のホースから水が流れ続けている空き地。
でもなぜか、毎日虹がでていたような記憶がある。
虹が映った写真は一枚も残ってないのに。
使われていない嘘っぽい遊園地とともに、今思い出しても夢を見たのかもって、それほど現実感がないところだった。
その遊園地の広場には巨大な虹のセットがあって、
季節外れの大きなダンスのイベントがあって、
その時にこのドレスを着た。
踊ったり、おしゃべりしたり、おいしいものを食べて、飲んで、一日中楽しいの。
午後にはスコールが降って、本当に虹が出て、
どんな人でもオープンになって、サンセットの時間にはみんななぜか祈るような気持ちになって、白いうすい布を夕焼けのピンクゴールドとあいまいなブルーにふわりと掛けたような空を見ながら、世界中から来た沢山の人達がひとつになって、夜になると真っ白なうすーい月の光が真っ黒な海に溶けて終わった。
クリスタルガラスを2万5千個くらい(?)使ったドレス。
クリスタルガラス、合金 2008年